Group Classes
ビル博士の研究
老化の要因となるテロメア短縮へ介入し、全てのヒト細胞にテロメラーゼがあることを発見。このことで米国知的財産権者協会主催の「その年の著名な国内発明家・発案者」として2位を受賞。
その後ヒトテロメラーゼがあるにもかかわらず、不活性(抑制)状態にあることを確認。様々な化学物質調査によりヒトのテロメラーゼを誘導活性化する分子(Telomerase Activation Molecule)を地球上で初めて発見し、ヒトの皮膚細胞実験におけるテロメラーゼ産出に成功し、メカニズムを証明している。
また、テロメラーゼを誘導活性させる化学物質だけでなく、天然(ナチュラル)成分でも、すでに30以上発見しているなど、老化を治療する医薬品開発に向け、研究に勤しんでいる。
森教授の研究
「癌幹細胞」の存在が明らかにされていなかった消化器癌(癌のなかで最も多い)のヒト大腸癌、肝臓癌において自己複製能と多分化能を有する「癌幹細胞」の存在を初めて明らかにしている。
「癌幹細胞」の同定と性状解析に加え、「癌幹細胞」を治療標的とする方法を探索し、治療成績が格段に上がることを示したうえ、さらに抗癌剤併用で格段に高い治療効果を得ることに成功。「癌幹細胞」を標的とした新たな癌治療法確立への道筋を示す。
「癌幹細胞」にiPS遺伝子を導入すると癌細胞の類正常化が起こることより、癌の新規治療法の一つになる可能性を示し、これを癌治療に臨床応用するためのiPS作成技術としてmiRNAのみによる新規方法を確立。
新しいRNA医薬品による癌幹細胞のリプログラミング技術の確立と、その癌幹細胞の分子制御への応用は癌の冬眠療法にもつながると期待され、副作用軽減の観点からも注目を集めている。
Program
沖縄先端医療開発特区構想実現に向けたフォーラム2016
セッション1 (13:30~16:00)
Ⅰ 開会挨拶 宜野湾市 市長 佐喜眞 淳氏
豊見城市 市長 宜保 晴毅 氏
浦添市 市長 松本 哲治 氏
Ⅱ 構想概要説明自由民主党 衆議院議員 自民党厚生労働部会副部会長 國場 幸之助 氏
―【OKINAWA グローバリゼーションプラン】『先端医療開発特区構想』及び
『技術大国日本を形成するハイスキル技術者人材育成事業グローバルキャリア・アカデミー』構想について―
Ⅲ 基調講演元財務大臣 沖縄科学技術大学院大学 理事 尾身 幸次 氏
Ⅳ 特別講演Sierra Sciences, LLC CEO ビル・アンドリュース 氏
―最先端遺伝子治療 テロメア短縮化を回復するテロメラーゼ酵素誘導分子【TAM-818】の可能性―
Ⅴ 特別講演大阪大学大学院 医学系研究科消化器外科学 教授 森 正樹 氏
―消化器における再生医療研究と癌研究のコラボレーション―
セッション2 (16:30~18:30)
Ⅵ トークセッションビル博士と3市長、先端医療都市における沖縄を語る
― 観光大国沖縄で先端医療都市としてのブランドを創造する夢のコラボレーション ―
Sierra Sciences, LLC CEO ビル・アンドリュース 氏
宜野湾市長 佐喜眞 淳 氏
豊見城市長 宜保 晴毅 氏
浦添市長 松本 哲治 氏
Ⅶ 講演1―沖縄Medical Island 構想の概要と将来展望―
沖縄県医師会 副会長 玉城 信光 氏
Ⅷ 講演2―沖縄県居住者を対象とするバイオバンクの構築と健康長寿に関するバイオマーカーの開発研究―
元琉球大学 共同利用施設等 遺伝子実験センター 准教授
医療法人沖縄聖跡会 ライフケアクリニック那覇 院長 長嶺 勝 氏
Ⅸ トークセッション―最先端がん治療と医療の国際化―
大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学 教授 森 正樹 氏
医療法人那覇西会 那覇西クリニック 診療部長
東北大学大学院医学系研究科非常勤講師 玉城 研太朗 氏
元琉球大学 遺伝子実験センター 准教授 長嶺 勝 氏
医療法人社団千陽会 さくらクリニック 院長
日本保健医療大学 客員教授 蜂谷 哲也 氏
Ⅹ 閉会挨拶(18:40)
懇 親 会
(無料)(19:00~20:30)
会場 レストラン「太陽市場」